シリーズ・全集
地べたから考える
─世界はそこだけじゃないから
ブレイディみかこ
著
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1,980
円978-4-480-01319-4
0098
1988/03/24
四六判
320
頁1959年の夏、パリに到着したばかりのペルーの一留学生が買い求めた一冊の小説。それこそは、作家としての彼の人生を決定づけた「愛の物語」だった。現代ラテンアメリカ文学の最前線に立つ若き巨匠、マリオ・バルガス=リョサが、鍾愛の書『ボヴァリー夫人』をめぐってダイナミックに展開する、とびきり面白い文学論。
第1部 報われることなき情熱
第2部 ペンの人間(付加された要素
結合と置換
『ボヴァリー夫人』における四つの時間
語り手の変貌)
第3部 最初の現代小説(アンチ・ヒーローの誕生
小説は形式である
内的独白
客観性の技法―行動主義の小説
ベルトルト・ブレヒトとフロベール、あるいはひとつのパラドックス
人生への否定的参加としての文学)
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