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筑摩選書

躁と鬱

孤立+睡眠障害→苦悩の病へ 躁・うつの3段階を さまざまな症例から解明

躁うつ病と診断される人の数がここ十数年で急増した。軽症化、新型うつの登場等昨今の状況を超えて、人類の苦悩の極北的表現としてこの病の両極性を捉えなおす。

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01598-3

Cコード

0311

整理番号

90

2014/05/13

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

孤立+睡眠障害→苦悩の病へ。躁・うつの3段階をさまざまな症例から解明。昨今の啓蒙主義的なうつ病論ブームを超えて、人類が自らの苦悩の極北的表現として太古から共存してきた狂気(精神病)の軌跡の中に躁うつ病を改めて位置づけなおし、躁と鬱をその両極性という視点から点検し、その回復を展望する。

目次

1 躁鬱病とは何か?(躁うつ病の我執性とスパイラル
三大精神病論とその理念―人間観念の三領域
精神障害とは何か?)
2 躁鬱病者と「病前性格」(「二つの魂」について
病跡学から性格論への寄与
「二つの魂」と生育史)
3 発病の構造について(「うつ病発病状況」論の軌跡
わたしたちの躁うつ発病構造論)
4 病態の構造―躁・鬱スパイラルの形成(「躁うつ病スパイラル」の形成
うつ病の三段階
躁病の三段階
躁うつ病の分類)
5 躁鬱病の治療について(「癒し」としての治療と「柔らかい治療主義」
柔らかい治療主義の三段階
「地域医療」(コミュニティ・ケア)について
症例の検討
「二つの魂」の統合とスピリチュアリティ)

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