筑摩選書
日本と西欧の五〇〇年史
西尾幹二
著
loading...
人が生きるのに楽であった時代はないかもしれない。それは物質的に満たされたかに見える現代も同様だ。神経症となって現れるわれわれの悩みや不安を解消するには、それらがどんな成り立ちを持っているかを知り、従来の考え方を根本的に転換しなければならない。アルフレッド・アドラーの個人心理学は、そのきっかけを与えてくれる知恵の宝庫である。長らくアドラーの研究と紹介に従事したきた著者が満を持して贈る現代人のための幸福論。
第1章 生きづらさの正体
第2章 原因論と目的論―自由意志を救う
第3章 劣等コンプレックス―神経症的ライフスタイルをめぐって
第4章 優越コンプレックス―虚栄心をめぐって
第5章 共同体感覚―他者との結びつき
第6章 メメント・モリ―老い、病気、死
第7章 生きづらさの克服
第8章 即事的に生きる
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。