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筑摩選書

『文藝春秋』の戦争

——戦前期リベラリズムの帰趨

なぜ菊池寛がつくった『文藝春秋』は大東亜戦争を牽引したのか。小林秀雄らリベラリストの思想変遷を辿り、どんな思いで戦争協力に加担したのかを内在的に問う。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01638-6

Cコード

0300

整理番号

131

2016/04/13

判型

四六判

ページ数

384

解説

内容紹介

一九二三(大正一二)年、『文藝春秋』は本文二八頁、定価一〇銭の薄いパンフレットのような体裁で創刊された。そして、瞬く間に新中間層を引きつけ、総合雑誌のトップに躍り出る。創刊以来、中道の立場をとっていたが、日中戦争の開始とともに「戦争」に深くコミットしていく。文壇、論壇の大御所となった菊池寛、その周辺に集まったリベラルな文化人たちは、ただ時代の空気に「迎合」し、呑み込まれてしまったのか。戦後民主主義の図式からは見えない「戦時言論」の深部を探り当てる。

目次

第1章 菊池寛、人と思想
第2章 菊池寛のエディター・シップ
第3章 『文藝春秋』と日中戦争
第4章 『文學界』グループの転向
第5章 文春グループの「大東亜戦争」
第6章 文春グループの戦後

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