シリーズ・全集
地べたから考える
─世界はそこだけじゃないから
ブレイディみかこ
著
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芸術作品として鑑賞されてきた日本の絵画をもう一度見なおしてみよう。美しくあるいはエロチックに描かれたたくさんの女性像がある。これら女性像はどういう状況の下で描かれたのか。平安時代から近代まで、絵画に描かれた女性像をとりあげ、時代や社会が女性に何を求めていたのか、女と男の関係はどうなっていたのか、その隠されたメッセージを読み解く。新しい美術史入門。
第1章 王朝絵画と女たち(ジェンダー批評と王朝絵画
「女絵」の世界―男女の交渉の場としての「女絵」 ほか)
第2章 男性文化の中の女性像(合戦絵の中の女性像
「平治物語絵巻・三条殿夜討巻」の絵と詞書 ほか)
第3章 女性像と女の鑑賞者(ジェンダーと絵の見方
「女絵」・「物語絵」と女の見方 ほか)
第4章 近代日本画の土地と女性(近代国家のイデオロギーと錦絵の中の皇后像
近代日本画を見る「眼」 ほか)
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