熊野純彦
( くまの・すみひこ )1958年神奈川県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。同大学院博士課程単位取得退学。東北大学文学部助教授等を経て、現在、東京大学文学部学長。専攻は倫理学。和辻倫理学の学統に属しながらも、故・廣松渉の哲学からも深く学んだ。著書に『ヘーゲル<他なるもの>をめぐる思考』、『レヴィナス入門』(筑摩書房)、『カント―世界の限界を経験することは可能か』(NHK出版)、『レヴィナス―移ろいゆくものへの視線』(岩波書店)、『カント 美と倫理とのはざまで』(講談社)など。翻訳にレヴィナス『全体性と無限 上・下』、ハイデガー『存在と時間(一)~(四)』(岩波書店)、カント『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』(作品社)など。