loading...

ちくま新書

子どもの声が低くなる!

——現代ニッポン音楽事情

定価

726

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05828-7

Cコード

0273

整理番号

228

1999/12/20

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

幼児の声といえば、高い軽やかな声の代表である。だが近年彼らの世界に低音化現象が起きている。それを示す例はあの「だんご3兄弟」の大旋風。軽快なタンゴのリズムで乗りやすいうえに、戦前派の童謡にくらべ音域が低く歌いやすい。子どもの声が低くなることは音楽家としてはなはだ由々しい現象であり、音楽教育現場の対応が必要である。「絶対音感」信仰やカラオケブームの功罪など、昨今のわが国の音楽事情に一言物申すホットな話題に加え、文明開化とともにやってきたドレミファ音楽と服部家の悲喜こもごものエピソード。エッセイストとして定評のある著者による書き下ろし“私の音楽手帖”。

目次

前口上 音楽の教科書なんていらない
第1楽章 現代ニッポン音楽に異議あり(子どもの声が低くなる
絶対音感は絶対か
カラオケ世界制覇? ほか)
第2楽章 日本ドレミファ一代記(ドレミファとともにやってきた文明開化
荒城の月と赤とんぼ―滝廉太郎vs山田耕筰
服部家洋楽事始め ほか)
第3楽章 当世ドレミファ教育事情(レッスン・ブーム今昔
スズキ・メソッドはなぜアメリカで人気があるのか
ハーレム音楽学校 ほか)

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本