加藤隆
( かとう・たかし )1957年生まれ。ストラスブール大学プロテスタント神学部博士課程修了。神学博士。千葉大学文学部教授。著書に、『旧約聖書の誕生』(ちくま学芸文庫)、『新約聖書はなぜギリシア語で書かれたか』(大修館書店)、『『新約聖書』の誕生』(講談社選書メチエ)などがある。
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『新約聖書』の中で、イエスはさまざまな「たとえ」を通して、人々に働きかける。しかし、なぜ「たとえ」を使うのか?それらの「たとえ」にはどのようなメッセージが込められているのか?「隣人愛」や「善行」、そして「人間の平等」などの問題について、「福音書書記者」たちの立場や思惑も考えあわせながら、史的イエスの真意をさぐり、『聖書』の複雑で豊かな世界を案内する。
第1章 イエスの立場、福音書の立場
第2章 「隠喩」と「たとえ話」
第3章 神への愛と隣人愛―「サマリア人」のたとえ話
第4章 救われる人間とは―「放蕩息子」のたとえ話
第5章 律法と現実―「宴会への招待」のたとえ話
第6章 「たとえ話」の秘密―「種まき」のたとえ話
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