ちくま新書
カラー新書 入門 日本美術史
山本陽子
著
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「おはじき一〇〇個」は「多い」のに、「一〇〇という数」は、「大きい」というのはなぜか?「今は平成一九年」とはいえるのに、「今は三日」といえないのはなぜか?同じく面積の話なのに「庭」は「広い」で、「ハンカチ」は「大きい」のはどうしてなのか?ふだん何気なく使っている「数」「時」「量」のはかり方を少しつっこんで考えてみると…。探るほどに不思議で、精妙な論理を持つ日本語の世界へご案内。
1 数字と言葉(「豚肉三〇〇グラムは重すぎる」となぜ言えない
「10」を「じゅう」と読む不思議
出来事の数え方)
2 時の表し方(巡る時間、流れる時間
明治時代の「時」と「時間」
時が主役、人間は脇役 ほか)
3 量をはかる言葉(面積の言葉―「広い」と「大きい」
形から生み出される言葉
目立つ量、隠れた量 ほか)
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