野田敬生
( のだ・ひろなり )1970年生まれ。東京大学文学部言語学科中退。国家I種試験に合格し94年、公安調査庁に入庁。98年夏、米国中央情報局(CIA)情報分析研修に派遣。現在は、ジャーナリストとして、主に週刊誌や月刊誌で執筆。調査能力の高さと分析の綿密さは定評があり、数数のスクープをものにしている。著書・共著に『諜報機関に騙されるな!』『心理諜報戦』(いずれもちくま新書)のほか、『CIAスパイ研修』『溶解する公安調査庁』(いずれも現代書館)、『公安アンダーワールド』(宝島社)など。
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国際政治の裏側で、今この瞬間も繰り広げられている世論誘導や謀略の数々。対象の心理を操作し、偽情報で攪乱するのが心理・欺瞞工作だ。情報の捏造、歪曲、宣伝により、敵は疑心暗鬼に陥り、やがて自壊する―。映画顔負けの権謀術数の実際例から、各国機関の研究内容、そして私たちが誤情報に踊らされないための対抗手段まで。知られざる「認知操作」の実態を明かす。
第1章 心理工作と欺瞞工作
第2章 認知操作
第3章 中国・朝鮮半島
第4章 ロシア
第5章 謀略と謀略論
第6章 対抗手段
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