中谷内一也
( なかやち・かずや )1962年生まれ。同志社大学卒業。 同大学院の心理学専攻を単位取得退学後、 日本学術振興会特別研究員、静岡県立大学、帝塚山大学を経て現在、同志社大学心理学部教授。人が自然災害や科学技術のリスクとどう向き合うのかというリスク認知研究、および、リスク管理組織に対する信頼の研究を進めている。著書に『安全。でも、安心できない……』(ちくま新書)、『リスクのモノサシ』(NHKブックス)、『信頼学の教室』(講談社現代新書)などがある。
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凶悪犯罪、自然災害、食品偽装、BSE…。これらのリスクを目の前にしたとき、正しく判断し行動するには、いったいどうすればいいのか?データや事実を積み上げて「安全」であることを頭では理解したとしても、それだけでは「不安」は消えないし、相手を信頼することもできない。必要なのは、理性と感情のメカニズムをふまえた信頼のマネジメントなのだ。不安社会を適切に生きるための実践の書。
第1章 「安全」だけでは足りない!
第2章 信頼の心理学
第3章 信頼のマネジメント
第4章 価値観と信頼感
第5章 感情というシステム
終章 「使える」リスク心理学へ
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