森岡孝二
( もりおか・こうじ )1944年生まれ。香川大学経済学部卒業、京都大学大学院博士課程進学。現在、関西大学経済学部教授。専門は、株式会社論、企業社会論、労働時間論。株主オンブズマン代表も務め、企業の違法行為の是正に取り組んでいる。著書に『企業中心社会の時間構造』(青木書店)、『日本経済の選択』(桜井書店)、『粉飾決算』(岩波ブックレット)、『働きすぎの時代』(岩波新書)などがある。
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二〇〇八年から始まる恐慌のあおりを受けて、派遣社員の大量解雇など、雇用情勢は非常に悪化している。もはやホワイトカラーが勝ち組であるといった風潮は存在しない。非正規化、過重労働、成果主義といった圧力が重くのしかかり、ついには死に至ることもある。そのような日本のホワイトカラーの働き方・働かせ方に切り込み、その困難の背景と原因を探る。
序章 恐慌が壊れた雇用を直撃する
第1章 悲しき中流階級―ホワイトカラーの原像
第2章 しぼられるホワイトカラー
第3章 このままでは仕事に殺される
第4章 雇用差別に屈しない
第5章 阻止されたホワイトカラー・エグゼンプション
終章 市場個人主義を超えて
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