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ちくま新書

会計学はこう考える

定価

814

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06500-1

Cコード

0234

整理番号

797

2009/08/05

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

ビジネスの言語として、社会人の基礎教養になった会計。しかし、その仕組みやお約束をよくよく考えてみると、そこにはいろいろな問題があることに気づく。会計の目的とは何か?企業は一体だれのものか?取得原価会計と時価会計の違いとは何か?さらには会計制度と法の関係は?「そもそも」から考えれば、会計の構造と使い方がこんなに鮮やかに見えてくる。

目次

第1章 会計とは何か(「会計」の定義
会計における認識
会計における測定
会計における伝達
会計の目的、機能
説明責任
利害調整
意思決定
公正性vs.有用性
種々の利害関係者
企業観の問題
種々の企業観
会計上の判断との関係)
第2章 会計の基本的な構造(貸借対照表、損益計算書の基本的な構造
簿記とは何か
複式簿記とは何か
複式記入
複式簿記の十分条件l複式簿記の体系性)
第3章 近代会計の特徴(会計公準
当座企業から継続企業へ
期間利益計算の成立
発生主義の成立
当座企業の生産は現金主義か
現金主義から発生主義へ
、は正しいのか
財産法から損益法へ、ストックからフローへ
静態論から動態論へ
回帰(?))
第4章 会計学とは何か(会計学の文献
会計学の論点)
第5章 会計制度論(トライアングル体制
法の理念ないし目的の違い
法の在り方の違い
イギリス会社法のゆき方
税法の立場
課税所得の算定
逆基準性の問題
会計処理方法の選択におけるディレンマ
国際会計論
国際会計基準の変遷
選択肢の除去
意味のある比較可能性
実質有線主義
客観性vs.実○)

著作者プロフィール

友岡賛

( ともおか・すすむ )

慶應義塾幼稚舎等を経て慶應義塾大学卒業。慶應義塾大学助手等を経て慶應義塾大学教授。博士(慶應義塾大学)。専門は財務会計論。会計の歴史に精しく、会計史関係の著書等多数。本書のような一般向けの著書には『株式会社とは何か』(講談社現代新書)、『会計の時代だ-会計と会計士との歴史-』(ちくま新書)、『六本木ママの経済学』(中経の文庫)などがある。

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