郷原信郎
( ごうはら・のぶお )1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、06年弁護士登録。08年、郷原総合コンプライアンス法律事務所開設。関西大学社会安全学部大学院特任教授。企業・官庁の不祥事対応でも活躍するコンプライアンスの第一人者であり、これまで総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長、年金業務監視委員長、総務省コンプライアンス室長などを歴任した。著書には『検察の正義』(ちくま新書)、『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書)、『思考停止社会――「遵守」に蝕まれる日本』(講談社現代新書)、『検察崩壊――失われた正義』『企業はなぜ危機対応に失敗するのか――相次ぐ「巨大不祥事」の核心』(毎日新聞出版)など多数。また由良秀之のペンネームで執筆した小説『司法記者』はテレビドラマ化された。