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ちくま新書

タブーの正体!

——マスコミが「あのこと」に触れない理由

注意! タブーが増殖中

電力会社から人気タレント、皇室タブーまで、マスコミ各社が過剰な自己規制に走ってしまうのはなぜか? 『噂の眞相』元副編集長がそのメカニズムに鋭く迫る!

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06645-9

Cコード

0236

整理番号

939

2012/01/05

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

どれだけ重大な事実であろうと、マスコミが口を閉ざしてしまうことがある。大物政治家の不正疑惑、大手企業が引き起こした不祥事、有名タレントの薬物使用疑惑…。「報道の自由」を掲げながらも、新聞やテレビ、出版各社が、過剰な自主規制に走ってしまうのはなぜか?『噂の眞相』副編集長時代に右翼から襲撃を受けた経験を持つフリージャーナリストが、闇に葬られた数々の実例を取り上げながら、ネット時代の今もメディア・タブーが増殖し続けるメカニズムに鋭く迫る。

目次

序章 メディアにおけるタブーとは何か
第1章 暴力の恐怖―皇室、宗教タブーの構造と同和タブーへの過剰対応(私が直面した右翼の暴力
皇室タブーを生み出す右翼への恐怖
皇室タブーからナショナリズム・タブーへ
宗教タブーは「信教の自由」が原因ではない
同和たぶーに隠された過剰恐怖の構造
同和団体と権力に左右される差別の基準)
第2章 権力の恐怖―今も存在する政治家、官僚タブー(政治権力がタブーになる時
メディアが検察の不正を批判しない理由
愛人報道、裏金問題で検察タブーはどうなったか
再強化される警察・財務省タブー)
第3章 経済の恐怖―特定企業や芸能人がタブーとなるメカニズム(ユダヤ・タブーを作り出した広告引き上げの恐怖
タブー企業と非タブー企業を分かつもの
原発タブーを作り出した電力会社の金
電通という、もっともアンタッチャブルな存在
ゴシップを報道される芸能人とされない芸能人
芸能プロダクションによるメディア支配
暴力、権力の支配から経済の支配へ)
第4章 メディアはなぜ、恐怖に屈するのか

著作者プロフィール

川端幹人

( かわばた・みきと )

1959年和歌山県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。自販機本編集、映画の脚本家などを経て、伝説のスキャンダル雑誌『噂の眞相』の副編集長に。すべての編集・取材を統括すると同時に、皇室論、検察スキャンダルなどを執筆、多方面で話題となる。2001年には編集長の岡留安則氏とともに右翼団体の襲撃を受け、負傷。同誌休刊後はフリージャーナリスト兼編集者として活躍。著書に『Rの総括』(共著、木馬書館)、『日本新党のウソ、平成維新のデマ』(第三書館)、『事件の真相!』(共著、ソフトバンククリエイティブ)、『中吊り倶楽部』(共著、洋泉社)などがある。

この本への感想

一気に読んでしまいました。

ただ、国民が生きて行くうえで、隠ぺいされては困る事柄と、
何ら、影響を及ぼさない事柄はあると思います。

後者は「芸能人のタブー」等でしょうか・・・?

その辺は国民が賢く判断、行動すべきでしょうね。

愛国者

さん
update: 2012/02/25
新年早々、興味深い本を読むことができました。ありがとうございます!原発報道を始め、日々疑問に思っていたことが説明されていて、納得することが多かったです。
と同時にこの国のメディアの行く末が暗澹たるものになるだろうことが予測できてしまって、読後感が良くないです(笑)。でも多くの人におすすめしたい本です。

みっちー

さん
update: 2012/01/10

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