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ちくま新書

若者が無縁化する

——仕事・福祉・コミュニティでつなぐ

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06650-3

Cコード

0236

整理番号

947

2012/02/06

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

若者が幸福なんて誰がいった!若者に関する議論が見落としている点、それは彼らが社会から見捨てられているという現実である。フリーター、ニートは、いまだ、甘えた若者と思われがちだが、それは幻想に過ぎない。高校中退し、アルバイトにさえ就くことができない。家族と離れ、路頭に迷い、ホームレスになる。どこに助けを求めてよいかわからず、孤立する。そのような若者の急増に対して、私たちはなにをなすべきか?若者の実態を明らかにし、彼らを孤立させない方法を提示する。

目次

第1部 追いやられる若者たち(抜け出せない貧困
働きたくても、働けない
崩壊する若者の生き方)
第2部 若者と労働を問いなおす(若者を包摂する雇用政策
働くためのゆるやかなステップ
いま若者にとって自立とは何か?)
第3部 解決への道(システムとコミュニティで包摂できる環境へ
若者にとっての生活保障の再検討)

著作者プロフィール

宮本みち子

( みやもと・みちこ )

1947年生まれ。東京教育大学文学部経済学専攻卒業。同学部社会学専攻卒業後、お茶の水女子大学家政学研究科修士課程修了(家庭経営学専攻)。社会学博士。ケンブリッジ大学社会政治学部客員研究員、千葉大学教授などを経て、現在、放送大学教養学部教授。専門は青年社会学、家族社会学。著書に『若者が≪社会的弱者≫に転落する』(洋泉社新書)、人口減少社会のライフスタイル』(放送大学教育振興会)、共著に『二極化する若者と自立支援』(明石書店)、?w雇用流動化のなかの家族』(ミネルヴァ書房)などがある。

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