竹信三恵子
( たけのぶ・みえこ )1953年生まれ。和光大学教授。元朝日新聞記者、ジャーナリスト。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部デスク、2007?N労働担当編集委員。2009年『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書)で、貧困ジャーナリズム大賞、労働ペンクラブ賞受賞。2011年より現職。著書に、『ルポ賃金差別』(ちくま新書)、『正社員崩壊』(朝日新書)、『家事労働ハラスメント』(岩波新書)、『しあわせに働ける社会へ』(岩波ジュニア新書)等多数。
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同じ職場で同じ働き方をしていても、賃金に差が生じるのはなぜなのか?労働者の三人に一人が非正規雇用となり、受け取る生涯賃金にも大きな格差が生まれている。本書はアルバイト・パート・嘱託・派遣社員・契約社員など「働く人の賃金」に焦点を当て、現代日本の労働問題を考察する。賃金というものさしから、いま働く現場で何が起きているのかを読み解き、現代日本の「身分制」を明らかにする、衝撃のノンフィクション。
第1章 賃金差別がつれてきた世界
第2章 かけ替えられた看板
第3章 「能力」と「成果」の罠
第4章 労働と「ボランティア」の狭間で
第5章 「派遣」という名の排除
第6章 最悪の賃下げ装置
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