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定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06660-2

Cコード

0236

整理番号

955

2012/04/04

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

同じ職場で同じ働き方をしていても、賃金に差が生じるのはなぜなのか?労働者の三人に一人が非正規雇用となり、受け取る生涯賃金にも大きな格差が生まれている。本書はアルバイト・パート・嘱託・派遣社員・契約社員など「働く人の賃金」に焦点を当て、現代日本の労働問題を考察する。賃金というものさしから、いま働く現場で何が起きているのかを読み解き、現代日本の「身分制」を明らかにする、衝撃のノンフィクション。

目次

第1章 賃金差別がつれてきた世界
第2章 かけ替えられた看板
第3章 「能力」と「成果」の罠
第4章 労働と「ボランティア」の狭間で
第5章 「派遣」という名の排除
第6章 最悪の賃下げ装置

著作者プロフィール

竹信三恵子

( たけのぶ・みえこ )

1953年生まれ。和光大学教授。元朝日新聞記者、ジャーナリスト。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部デスク、2007?N労働担当編集委員。2009年『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書)で、貧困ジャーナリズム大賞、労働ペンクラブ賞受賞。2011年より現職。著書に、『ルポ賃金差別』(ちくま新書)、『正社員崩壊』(朝日新書)、『家事労働ハラスメント』(岩波新書)、『しあわせに働ける社会へ』(岩波ジュニア新書)等多数。

この本への感想

 賃金抑制がどのような形で実施され、社会からどう見られることで実現してしまったのかがよくわかりました。また実例も多数でていて身近に感じます。個々人の意識・行動がとても大事、これをどう盛り上げていくか、一旦盛り上がった意識が下がっているように思います。
 ここの賃金抑制や労働条件悪化がまわりまわって、社会構成員全体の基盤を破壊してきている。61歳の私ですが、いろいろなことに関心を持ち反応して生きていきたいと思わせる本です。

かわせみ

さん
update: 2012/05/09

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