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ちくま新書

中国人民解放軍の実力

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06688-6

Cコード

0231

整理番号

985

2012/11/05

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

中国の軍事力に対する警戒感が高まっている。空母の建造、対艦弾道ミサイルや次世代ステルス戦闘機の開発…など、経済成長を背景に、軍備も膨張し続けている。領土・領海への野心も小さくない。けれど、その実力は未知数である。他国に比べて情報が少ないため、専門家でも評価が極端に異なるのだ。パワーを得た彼らが暴発することはないのか。そもそもどんな思想のもと、彼らは何を目指しているか。特派員として現地を取材し、数々のスクープを上げたジャーナリストが、不透明な中国軍の裏側をえぐる。軍幹部の証言や、独自入手した資料で浮かび上がった、人民解放軍の実像とは。

目次

第1章 カジノが空母に化ける―海洋戦力
第2章 先制不使用は絶対ではない―核戦略
第3章 目指すは制天権―宇宙開発
第4章 外国兵器は特別枠―国防費
第5章 攻撃は最大の防御―国防政策
第6章 党の軍隊―文民統制
第7章 無駄と腐敗―闇の軍組織
第8章 自らまいた種―中国脅威論
第9章 米国が目標―安全保障観

著作者プロフィール

塩沢英一

( しおざわ・えいいち )

1963年東京生まれ。慶應大学文学部卒。1987年共同通信入社。佐賀支局、札幌支社、社会部、外信部、ジャカルタ特派員、中国特派員などを経て、外信部次長。特派員として長く中国を取材。党や軍の幹部を追及してスクープをものにしながら、各地を歩いて市民と触れ合うなど、多面的な視点からの報道で定評がある。著書には『インドネシア烈々』(社会評論社)、共著に『中国に生きる』(共同通信社)、『東アジア交錯するナショナリズム』(社会評論社)、『香港軍票と戦後補償』(明石書店)、『旅行ガイドにないアジアを歩く・香港』(梨の木舎)などがある。

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