鳥越規央
( とりごえ・のりお )1969年生まれ。東海大学理学部情報数理学科准教授。筑波大学大学院数学研究科修了。専門は数理統計学およびセイバーメトリクス。野球のほかサッカー、ゴルフなどスポーツ統計学全般の研究を行っている。著書に『9回裏無死1塁でバントはするな』(祥伝社新書)、『プロ野球のセオリー』(仁志敏久との共著、ベスト新書)などがある。
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二〇〇三年、〇五年のリーグ優勝で、常勝救団へと鮮やかな変貌を遂げたかに見えた阪神タイガース。だが近年、下位に甘んじ、再び暗黒時代を迎えたと見る評論家まで現れている。しかし、データを綿密に検証すれば、タイガースは決して弱くない。潜在的に高い能力を持った選手を的確に起用し、合理的に戦えば今すぐ最強軍団へと再生可能だ。野球を統計学的手法で分析する「セイバーメトリクス」を用いて、戦力を徹底解剖。勝つための具体的戦略を提言する、虎ファン待望の一冊。
序章 「ダメ虎」幻想を打ち砕く
第1章 決して弱くはなかったタイガース―データで歴史を検証する(データから見た阪神の歴史
史上最高の阪神監督は誰か? ほか)
第2章 「タイガースは育成が下手」は本当か?―チーム編成を再評価する(ドラフトをデータで検証する
阪神はトレード下手なのか? ほか)
第3章 こうすればタイガースは勝てる―戦略がすべてを変える(理想の打順―攻撃力をデータで評価する
理想の布陣―守備力をデータで評価する ほか)
終章 強き虎よ、再び目覚めよ!―阪神再生への提言 特別対談・野崎勝義(元阪神タイガース球団社長)×鳥越規央(猛虎はなぜ「ダメ虎」に戻ったのか
猛虎復活のための改革案)
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