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ちくま新書

日本漁業の真実

漁業は、滅ぶしかない 「斜陽産業」なのか

減る魚資源、衰退する漁村、絶えない国際紛争……。漁業は現代を代表する「課題先進産業」だ。その漁業に何が起きているのか。知られざる全貌を明かす決定版!

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06770-8

Cコード

0262

整理番号

1064

2014/03/05

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

国境紛争・資源管理・TPP問題・地域衰退・就労者の激減…。漁業は現代日本を象徴する「課題先進産業」である。いまや漁獲量はピーク時の半分以下になり、約40年間で漁業就業者は3分の1にまで減っている。縮小し続ける日本の漁業に、なにが起きているのか?本書は、漁業の歴史とデータを紐解きながら、その現状と問題点を大胆に描きだす。知られざる日本漁業の全貌を明かす決定版!

目次

第1章 日本漁業の視座
第2章 過ぎた競争がもたらした矛盾
第3章 海外水域の漁業は今
第4章 資源管理の誤解とその難しさ
第5章 養殖ビジネス、その可能性と限界
第6章 叩かれすぎた漁協とそのあり方
第7章 地域と漁業の今

著作者プロフィール

濱田武士

( はまだ・たけし )

1969年大阪府吹田市生まれ。1999年北海道大学大学院水産学研究科博士後期課程修了。各地の漁村、漁協、卸売市場に赴きながら研究する。2002年東京水産大学助手をへて、現在、東京海洋大学准教授。専門は漁業経済学、地域経済論、協同組合論。水産政策審議会特別委員、釜石市復興まちづくり委員会アドバイザー、福島県地域漁業復興協議会委員などを務める。著書に『伝統的和船の経済――地域漁業を支えた「技」と「商」の歴史的考察』(農林統計出版刊、2010年、?刹ニ経済学会奨励賞受賞)、『漁業と震災』(みすず書房、2013年、漁業経済学会学会賞受賞、日本協同組会学会学術賞受賞)がある。

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