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ちくま新書

中学生からの数学「超」入門

——起源をたどれば思考がわかる

苦手だったものが わかると、楽しい。

算数だけで十分じゃない? 数学嫌いから聞こえてくるそんな疑問に答えるために、中学レベルから「数学的な思考」に刺激を与える読み物と問題を合わせた一冊。

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06865-1

Cコード

0241

整理番号

1156

2015/12/07

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

数学に苦手意識をもっている人の多くは中学生の時点で挫折しているようだ。加えて、算数さえわかっていれば大人になって困らないという意見もまだまだ根強い。確かに、算数から数学に変わると、一気に難しくなるように感じるが、中学数学には公式の丸暗記では鍛えられない要素がたくさんある。さらに、学校とは違った、(1)図形、(2)数と式、(3)関数、(4)資料の活用という順番で数学史をもとに読み進めると、数学的に考える術を学ぶことが可能となる。読んで、解いて、強くなれ!

目次

第1章 ?}形―幾何学(哲学は幾何学からはじまった
パスカルの説得術について ほか)
第2章 数と式―代数学(西のギリシャ、東のインド
1000年も受け入れられなかった「負の数」 ほか)
第3章 関数―解析学(「変数」との出会い
デカルトの「革命」―解析幾何学の誕生 ほか)
第4章 資料の活用―確率・統計学(確率論黎明期の論争
「ラプラスの悪魔」について ほか)

著作者プロフィール

永野裕之

( ながの・ひろゆき )

1974年東京生まれ 。東京大学理学部地球惑星物理学科卒、同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退 。高校時代には数学オリンピックに出場した経験も持つ。現在、個別指導塾・永野指導塾の塾長を務める。大人にも開放された数学塾として各種メディアに取り上げられている。著書に、『大人のための数学勉強法』『統計学のための数学教室』(ダイヤモンド社)、『ふたたびの微分積分』(すばる舎)、『東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法』(PHP研究所)『根っからの文系のためのシンプル数学発想術』(技術評論社)『初歩からわかる数学的ロジカルシンキング』(SCC)などがある。

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