勤務時間や休暇にかかわるものだったり、ご褒美にかかわるものだったり、
おやつや食事に関わる物だったり、読んでいても楽しく、羨ましくなる。
まとめてしまうのは無理があるが、あえていえば、
生活時間、家族の時間を犠牲にさせない福利厚生、という要素が強いように思う。
生活に寄りそうというのか。
生活の事情により多少働けない時間があっても、それを認める風土があれば、
後顧の憂いなく仕事が出来、働く時間の集中度が上がろうというもの。
ご褒美に関わるものも、大した金額ではないのだろうが、給与で払うより、
その人を見て賞をあげる、という形のほうがはるかに従業員の喜びは大きい。
自己実現ができる。
あとは経営者がどこまで従業員を考えるか。
経営者は福祉家じゃないんだから、当然企業の継続を目標に経営をする。
その要素として、従業員をどう扱うか。
休みをとらせ、ご褒美をあげることでコストがかかったとしても、
結果的に従業員からそれ以上のリターンが返ってくればいいのだ。
しかしそういうことはMBAでは教えない。
マズローだのマクレガーだのハーズバーグだのは学ぶだろうけど、
それ以上にコスト意識が先に立って、
休みを増やすとか、賞をあげるとかはなかなかできなそう。
サラリーマン社長には無理かね。
ザーッと読んだが、面白い。