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ちくま新書

入門 近代仏教思想

近代日本の思想は、西洋哲学と仏教の出会いの中に生まれた。井上円了、清沢満之、近角常観、暁烏敏、倉田百三らの思考を掘り起こし、その深く広い影響を解明する。

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06911-5

Cコード

0215

整理番号

1201

2016/08/04

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

近代思想としての仏教は、西洋哲学との出会いの中から生まれた。仏教を哲学的な宗教として捉え直した井上円了や清沢満之の思想は、日本の独創的哲学の原点となり、やがて明治後期には青年たちの人生の指針たり得るような、教養としての仏教思想が一大ブームを迎える。『歎異抄』を典拠とした近角常観や暁烏敏、倉田百三らの仏教思想は、大正教養主義のうねりを経て、やがて昭和の戦火の中に突入していく―仏教が近現代人の思考に及ぼした、深く広い影響を解明する野心作。

目次

序章 近代仏教の形成と哲学
第1章 仏教の哲学化―井上円了
第2章 哲学と信仰のあいだ―清沢満之
第3章 宗教体験と伝統―近角常観
第4章 読書による救い―暁烏敏
第5章 私だけの親鸞―倉田百三
終章 近代仏教思想の可能性

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