近藤康史
( こんどう・やすし )1973年生まれ。筑波大学人文社会系教授。専門は比較政治・イギリス政治。名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。著書に、『左派の挑戦――理論的刷新からニュー・レイバーへ』(木鐸社)、『個人の連帯――「第三の道」以後の社会民主主義』(勁草書房)、『社会民主主義は生き残れるか――政党組織の条件』(勁草書房)、『現代イギリス政治』(共著、成文堂)、『イギリス現代政治史』(共著、ミネルヴァ書房)、『「憲法改正」の比較政治学』(共著、弘文堂)など。
loading...
かつて世界で「民主主義のモデル」として賞讃されたイギリス政治。だがそれはいまや機能不全に陥り、ブレグジット(Brexit)=EU離脱という事態へと立ち至った。イギリスがこのように「分解」への道をひた走っている真の原因はいったいどこにあるのか。安定→合意→対立→分解へと進んできた現代イギリス政治の流れを俯瞰し、すでにモデルたり得なくなった英国政治の現状をつぶさに考察。混迷をきわめる現代政治のシステムと民主主義モデルの、今後あるべき姿を問いなおす。
序章 モデルとしてのイギリス?
第1章 安定するイギリス
第2章 合意するイギリス
第3章 対立するイギリス
第4章 分解するイギリス
終章 イギリスはもはやモデルたりえないか?
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。