福島創太
( ふくしま・そうた )1988 年生まれ。教育社会学者。早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルートに入社。転職サイト「リクナビNEXT」 の商品開発等に携わる。退社後、東京大学大学院教育学研究科修士課程比較教育社会学コースに入学。現在は株式会社教育と探求社で、中高生向けのキャリア教育プログラムの開発に従事しつつ、同大学院博士課程に在学中。(写真:苅部太郎)
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いま、「ゆとり世代」の若者の転職が増えている。自分らしいキャリアを模索して転職をくり返す人や、「ここではないどこかへ」と気軽に会社を渡り歩く人が増えているのだ。本書は、若者たちに綿密なインタビューを実施、分析し、転職するように彼らを煽る社会構造をあぶり出す。“意識高い系”の若者は何を考えて転職するのか?転職する若者が抱えるリスクとは?若者のキャリアに社会はどう向き合うべきか?同世代の社会学者として、人材会社社員として、若者のキャリアに向き合ってきた著者が回答を示す。上司の世代も当事者の世代も必読の一冊。
はじめに―“自分らしいキャリア”って何?
第1章 若者の転職は問題なのか?
第2章 夢を追う“意識高い系”
第3章 漂流する“ここではないどこかへ系”
第4章 社会の思惑
第5章 自己責任の罠
第6章 キャリア面談は有効か?
第7章 社会が本当に取り組むべきこと
おわりに―もう一つの結論
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