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ちくま新書

武器としての情報公開

——権力の「手の内」を見抜く

石原都知事(当時)の乱費や安保法制での憲法解釈の変更など、公的な問題に情報公開制度を使って肉薄した毎日新聞記者が、その体験を描き、制度の使い方を説く!

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07184-2

Cコード

0200

整理番号

1366

2018/11/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

日本の政治を揺るがし、今なお決着がつかないスキャンダルの多くが情報公開に関係している。森友問題しかり、PKO日報問題しかり。いずれも情報公開請求が引き金となって問題化した。特定秘密保護法案、集団的自衛権をめぐる憲法解釈変更、石原都知事(当時)の乱費問題などを、情報公開制度を活用して報じた毎日新聞記者がその舞台裏を明かし、誰もがこの制度を使えるよう、ノウハウを伝授する!

目次

第1章 石原都知事を追及する
第2章 特定秘密保護法案の裏側―情報公開で「秘密」に対抗する
第3章 憲法解釈変更の「検討記録なし」をあばく―安保関連法案と内閣法制局
第4章 個人情報の使われ方と使い方
第5章 情報公開制度とは?
資料編 調査に使える公開情報

著作者プロフィール

日下部聡

( くさかべ・さとし )

1993年、筑波大学第三学群国際関係学類を卒業し、毎日新聞に入社。浦和(現さいたま)支局、サンデー毎日編集部、東京社会部などに所属。埼玉県警、警視庁捜査1課、国会、調査報道などを担当し、連載「この国と原発」(2011年8月~13年4月)では、その多くを取材・執筆。近年は「情報と自由」というテーマへの関心を深め、「『憲法解釈変更の経緯 公文書に残さず』など内閣法制局をめぐる一連の報道」で2016年、日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞を受賞。2016年10月~17年7月、英国オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所客員研究員。

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