ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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春水『春色梅児誉美』、鴎外『舞姫』、二葉亭『浮草』、一葉『たけくらべ』、荷風『狐』、漱石『彼岸過迄』『門』、横光『上海』、川端『浅草紅団』など近世から現代に至る文学作品と、ベルリン、上海、江戸東京といった都市空間―。このふたつの相関を、幅広い視野と博識のもと、鋭く、エレガントにそして生き生きとして解読してみせた、著者の代表作。芸術選奨文部大臣賞受賞。
空間のテクスト テクストの空間
開化のパノラマ 「東京新繁昌記」
清親の光と闇
廃園の精霊 「狐」
塔の思想 「佳人之奇遇」
獄舎のユートピア 「最暗黒の東京」
BERLIN 1888 「舞姫」
二階の下宿 「浮草」
子どもたちの時間 「たけくらべ」
町の声
仮象の街 「彼岸過迄」
山の手の奥 「門」
SHANGHAI 1925 「上海」
劇場としての浅草 「浅草紅団」
焦土の聖性
紙のうえの都市 「エーゲ海に捧ぐ」
空間の文学へ 「杳子」〔ほか?l
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