ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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908
円978-4-480-08124-7
0136
-2-1
1994/04/07
文庫判
240
頁青年と青年期は、現行のシステムに対して秩序維持的に機能するだけでなく、システムそのものの廃棄に向かうこともある。1970年代は「やさしさ」が、そのような対抗価値として共有された時代だった。青年現象としての「やさしさ」の両義性を、アンデンティティやモラトリアムなどの概念を補助線として読み解き、「ミリタントなやさしさ」に高度産業社会からの自立を託した政治のフォークロア。
1 未成の存在証明
2 青年の虚無
3 青年のなかの老い
4 青年が歩く
5 〈場〉と〈ふるさと〉への回流
6 モラトリアムのなかの青年
7 やさしさのゆくえ
8 青年の「保守化」9 共に生きる力のために
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