ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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日本の芸能研究に大きな足跡を刻んだ著者の、幻の名著。荒事、悪態、かるわざ、六法などかぶきの様式の源流について、また猿若、道化といった役柄の出現と変遷について、さらにそうした芸能を担った人々の実像について、独自な視点で掘り下げた、克明な考証的研究。既成の演劇理論に捉われず、広く民俗芸能を視野に入れ、社会史・風俗史からのアプローチも取り入れて、時代の息吹のなかでのかぶき生成の実相に迫った本書は、その後の研究に大きな影響を与えた。
第1編 かぶきの様式(饗宴の芸術―かぶきの本質とその様式
荒事の成立
悪態の芸術
髪梳の系譜
「かるわざ」の系譜
たての源流
六法源流考
出端と引込みのノート)
第2編 かぶきの成立(力者とその芸能
河原者と芸術
猿若の研究
道化の誕生
のろま管見
茶かぶき
三味線の登場)
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