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定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09517-6

Cコード

0100

整理番号

-1-11

2013/01/09

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

思想家・吉本隆明は何を読み、どこに着眼し、どのように自らの思想を鍛えてきたのか―『古事記』歌謡、祝詞『六月晦大祓』『大殿祭』から、大江匡房『傀儡子記』、『おもろさうし』、藤原定家『毎月抄』、法然、親鸞、世阿弥、漱石・鴎外・柳田・折口、はては千石イエスや藤田まことのことば、天草方言まで。さまざまな分野にわたる古今の膨大なテクストから、注目すべきくだりを選び、簡潔に解説、そこからどのように考え、何を自分の思想の糧にしてきたのかを述べてゆく。生涯の思想の軌跡をアンソロジーに託して綴った本書はまた、吉本隆明に導かれて読む日本思想史のエッセンスでもある。

目次

大江匡房『傀儡子記』
大江匡房『遊女記』
『おもろさうし』
片歌(『記』歌謡)
祝詞『六月晦大祓』『大殿祭』
千石イエス
藤田まこと
天草方言
藤原定家『毎月抄』
釈正徹『草根集』〔ほか〕

著作者プロフィール

吉本隆明

( よしもと・たかあき )

1924-2012年。東京生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたりリードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の記憶』などがある。

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