尾崎真理子
( おざき・まりこ )1959年宮崎県宮崎市生まれ。読売新聞東京本社・文化部次長。青山学院大学文学部卒業。文芸担当を志して1982年に読売新聞に入社。1992年に文化部記者になった直後から10余年にわたって、毎月の「文芸時評」を担当した。また、折々に、話題作を発表した作家へのインタビューも重ねてきている。時代と文学に鋭く切り込む文章やインタビューは、作家はじめ文壇関係者にも定評がある。聞き手・構成を担当した著書に、『大江健三郎作家自身を語る』(新潮社)がある。
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春樹&ばななが与えたインパクトと電子機器の進化によって、日本人の文学的感受性は劇的に変貌していった。小説は、日本語表現はどこに向かって進んでいるのか。
第1章 一九八七年、終わりの始まり(「ばなな伝説」の始まり
「サラダ記念日」と三島賞の創設 ほか)
第2章 村上春樹のグローバリゼーション(『ねじまき鳥クロニクル』の文学的成功
小島信夫による村上作品の解読 ほか)
第3章 変容する創作のシステム(芥川賞の歴史上最大の“事件”
二十歳の金原ひとみ、綿矢りさの受賞 ほか)
第4章 パソコンから生まれる新感覚(昭和の終わりと平成の始まり
手書き原稿とファックスの登場 ほか)
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