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定価

8,330

(10%税込)
ISBN

978-4-480-70262-3

Cコード

0393

整理番号

1994/10/20

判型

A5判

ページ数

666

解説

内容紹介

戦後文学を代表する作家の決定版全集。昭和20年1月フィリピンにおいて米軍の捕虜となった体験をもとに、極限下の生の実存を明晰・緻密な文体で追求した出世作「俘虜記」をはじめとする、出征から捕虜体験までを描いた作品および未発表原稿「真藤君の思ひ出」を収録。

著作者プロフィール

大岡昇平

( おおおか・しょうへい )

1909年東京生まれ。1988年に没す。京都大学仏文科卒業。作家。小説に『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』『花影』『幼年』『少年』、戦記文学に『レイテ戦記』、評論エッセイに『中原中也』『わがスタンダール』『証言その時々』などがある。

大江健三郎

( おおえ・けんざぶろう )

1935年生まれ。作家。94年ノーベル文学賞受賞。伊丹万作の長男、映画監督の故伊丹十三は義兄にあたる。作品に『個人的な体験』『燃えあがる緑の木』『水死』など多数。

菅野昭正

( かんの・あきまさ)

1930年、横浜生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。東京大学教授、白百合女子大学教授を経て、現在は世田谷文学館館長、日本芸術院会員。著書に『ステファヌ・マラルメ』(読売文学賞)、『変容する文学の中で 文芸時評』(全3巻)など。訳書に、クンデラ『不滅』、ル・クレジオ『アフリカのひと』など、多数。

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