吉本隆明
( よしもと・たかあき )1924-2012年。東京生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたりリードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の記憶』などがある。
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共同体の原理とは?究極の左翼性とは?常に時代と向き合い、実践を通じて根柢から考え抜いた著者が語る情況論。
1(現代における政治過程にとってそ?フ自立とは何か―その過程の観念的考察
共同観念の“文化”と創造
思想的課題としての情況
根柢への出立に向けて
情況の根源から)
2(思想の自立とは何か
国家・共同体の原理的位相
究極の左翼性とは何か―吉本批判への反批判)
3(『試行』の立場
知の流通『試行』刊行三十四年…現在)
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