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単行本

亡命者

——白鳥警部射殺事件の闇

定価

2,420

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81837-9

Cコード

0095

整理番号

2013/09/09

判型

四六判

ページ数

288

解説

内容紹介

朝鮮戦争さなかの1952年冬、札幌で警察官がピストルで射殺された。白鳥事件の発生である。殺された白鳥一雄警部は共産党弾圧に辣腕をふるっていた。事件は、当時分裂し武装闘争路線を突っ走っていた共産党員の犯行とされた。戦争の傷跡が生々しい時代に革命に希望を見出した若者たちは占領軍や警察に実力で戦いを挑んでいた―。実行犯とされた若者たちは中国へと逃れ幾人かはその地で生涯を終えた。公安事件にありがちな強引な捜査には批判が多く証拠の捏造さえ疑われ、首謀者とされ長期刑に服した者は冤罪を訴え続けた。自らが信じた正義に殉じた人々のその後の姿と事件の真相へ迫る力作ノンフィクション!

目次

第1章 北の街のミステリー
第2章 占領時代の青春
第3章 白鳥事件前夜
第4章 迷走
第5章 獄中闘争
第6章 潜伏
第7章 疑惑の弾丸
第8章 けもの道
第9章 男たちの晩年
最終章 革命に生きた男

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