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単行本

王道と革命の間

定価

3,080

(10%税込)
ISBN

978-4-480-82206-2

Cコード

0000

整理番号

1986/03/28

判型

四六判

ページ数

388

解説

内容紹介

『孟子』に仕掛けられた政治変革をめぐる起爆剤、これを仁斎、徂徠、中斎、松陰、そして北一輝はどう読みやぶったのか? 日本思想史上の一大争点に果敢に挑戦する長篇エッセイ。

目次

王道の革命の間―江戸朱子学は『孟子』をどう受けいれたか
戦国乱世の孤客―江戸古学派における『孟子』解釈の分裂
雄弁の儒者―徂徠学成立における孟子像の旋回
江戸陽明学と『孟子』―『孟子』解釈の急進化過程
湯武放伐のアポリア―近世後期儒学の『孟子』論争
われ聖賢におもねらず―吉田松陰の『講孟余話』
王道楽土の行方―孟子・明治啓蒙思想・北一輝

著作者プロフィール

野口武彦

( のぐち・たけひこ )

1937年生まれ。元神戸大学教授。近世文学・近世思想史を専攻し、現在は文芸評論家。文学と歴史の境界領域を探る。『江戸の歴史家』『安政江戸地震』(ちくま学芸文庫)、『幕末バトル・ロワイヤル』(新潮新書)、『幕末歩兵隊』『長州戦争』(中公新書)、『近代日本の詩と史実』(中央公論新社)、『江戸は燃えているか』(文藝春秋)、『幕末気分』(講談社文庫)など著書多数。

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