吉本隆明
( よしもと・たかあき )1924-2012年。東京生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたりリードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の記憶』などがある。
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「母型論」「アフリカ的段階について」へとつながる最も根源的で重要な論考集。著者生前の構想に沿って編んだアジア論集成。
序「アジア的」ということ
1(アジア的ということ 1?7)
2(“アジア的”ということ
「アジア」的なもの
アジア的と西欧的
プレ・アジア的ということ)
3(遠野物語“別考”
おもろさうしとユーカラ
イザイホーの象徴について
島・列島・環南太平洋への考察)
4(インタビュー 贈与の新しい形)
付(吉本「アジア的ということ」で提起された諸問題)
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