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単行本

アジア的ということ

80年代前半、「試行」に書き続けられた論稿「アジア的ということ」に他の論稿を加え、著者の生前の構想に沿って編集したアジア的世界思想の可能性を示す論集。

定価

2,860

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84308-1

Cコード

0095

整理番号

2016/03/24

判型

四六判

ページ数

384

解説

内容紹介

「母型論」「アフリカ的段階について」へとつながる最も根源的で重要な論考集。著者生前の構想に沿って編んだアジア論集成。

目次

序「アジア的」ということ
1(アジア的ということ 1?7)
2(“アジア的”ということ
「アジア」的なもの
アジア的と西欧的
プレ・アジア的ということ)
3(遠野物語“別考”
おもろさうしとユーカラ
イザイホーの象徴について
島・列島・環南太平洋への考察)
4(インタビュー 贈与の新しい形)
付(吉本「アジア的ということ」で提起された諸問題)

著作者プロフィール

吉本隆明

( よしもと・たかあき )

1924-2012年。東京生まれ。東京工業大学電気化学科卒業。詩人・評論家。戦後日本の言論界を長きにわたりリードし、「戦後最大の思想家」「思想界の巨人」などと称される。おもな著書に『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』『マス・イメージ論』『ハイ・イメージ論』『宮沢賢治』『夏目漱石を読む』『最後の親鸞』『アフリカ的段階について』『背景の記憶』などがある。

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