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単行本

戦争がつくる女性像

——第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プ

定価

2,420

(10%税込)
ISBN

978-4-480-85716-3

Cコード

0021

整理番号

1995/09/20

判型

四六判

ページ数

272

解説

内容紹介

本研究は、第二次大戦中に、日本の軍部が、女性を戦争システム(戦時体制)の中でどのような役割を果たすべきものとして位置づけていたか。また、その役割へと女性大衆を動員するために、どのようなプロパガンダをおこなったかという問題を、主として、戦時中に流布していたマスメディアにおけるイメージをとおしてあきらかにしようとしたものである。

目次

序章 前提、戦争・女性・イメージ
第1章 日本の戦時体制と女性の役割
第2章 戦時下の婦人雑誌にみる女性イメージ

著作者プロフィール

若桑みどり

( わかくわ・みどり )

1935-2007年。東京芸術大学美術学部芸術学専攻科卒業。1961-63年、イタリア政府給費留学生としてローマ大学に留学。専門は西洋美術史、表象文化論、ジェンダー文化論。千葉大学名誉教授。『全集 美術のなかの裸婦寓意と象徴の女性像』を中心とした業績でサントリー学芸賞、『薔薇のイコノロジー』で芸術選奨文部大臣賞、イタリア共和国カヴァリエレ賞、天正遣欧少年使節を描いた『クアトロ・ラガッツィ』で大佛次郎賞。著書に『戦争がつくる女性像』『イメージを読む』『絵画を読む』『象徴としての女性像』『お姫様とジェンダー』『聖母像の到来』など多数。

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