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単行本

教育再生の迷走

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-86390-4

Cコード

0037

整理番号

2008/11/25

判型

四六判

ページ数

208

解説

内容紹介

教員採用試験での汚職、教員免許更新制の導入、小学校から始まる英語教育、全国学力調査の意味…政治に翻弄される教育。この国の教育は、いったいどこへ向かうのか。

目次

第1章 教育再生会議とはいったい何だったのか(教育バッシングの思わざる効果
参院選に利用される教育再生会議
選挙の目玉になりそこねた教育再生会議第二次報告
政治と教育
参院選以後の教育政策―教育振興基本計画)
第2章 教育政策はどのように変わるのか(教育委員会制度のどこが問題なのか
免許更新制と教員受難のパラドクス
学習指導要領の改訂と教職員定数の改善計画)
第3章 教育問題の本質とは(未履修問題から何を学ぶか
学習指導要領の改訂と小学校の英語教育)
第4章 学力調査から見えてくるもの(教育政策の路線変更と全国学力テストの意味
全国学力調査から見えてくるもの・見えてこないもの
PISAの結果と全国学力調査から見えてくるもの)
終章 迷走する教育改革(どうしてプラスの循環が生じないのか
教育改革を突き動かす力
ズレを生み出す原因)

著作者プロフィール

苅谷剛彦

( かりや・たけひこ )

1955年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ノースウエスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)取得。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学、比較社会学。データの精緻な検証により、教育や日本社会について、鋭く的確な発言をしつづけている。著書に『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)、『知的複眼思考法』(講談社)、『階層化日本と教育危機』(第1回大佛次郎論壇賞奨励賞受賞、有信堂高文社)、『教育改革の幻想』(ちくま新書)、『学校って何だろう』(ちくま文庫)、『教育の世紀』(第27回サントリー学芸賞受賞、弘文堂)ほか。

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