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単行本

百貨店の展覧会

——昭和のみせもの1945-1988

百貨店はかつて、時代を先取りする情報の発信基地だった。美術も文化も社会現象も、すべてを展示しカルチャーを牽引した百貨店の展覧会から昭和を振り返る。

定価

2,750

(10%税込)
ISBN

978-4-480-86458-1

Cコード

0063

整理番号

2018/03/15

判型

A5判

ページ数

256

解説

内容紹介

百貨店の歴史は1904年の三越に始まります。当初から文化事業との関わりが深かったものの、特に戦後、都心の各百貨店は競うようにして文化的な催し物に取り組みます。展示されたのはあらゆるもの。国宝級の美術品のみならず、ニュースや事件、文学者、漫画、昆虫から生け花まで。世相を反映するだけではなく、常に時代を一歩先んじた野心的な企画展示に、老いも若きも、大人も子どもも心躍らせました。戦後文化は紛れもなく、百貨店から生まれ、育ち、拡がったのです。本書は、百貨店展覧会の歴史を通して、あらためて昭和という一時代を振り返り

目次

第1章 敗戦後の混乱のもとで―1945?49年(昭和20?24年)
第2章 経済復興とともに―1950?54年(昭和25?29年)
第3章 展覧会の新たな取組み―1955?59年(昭和30?34年)
第4章 大衆消費社会の進展―1960?64年(昭和35?39年)
第5章 高度経済成長の波にのり―1965?69年(昭和40?44年)
第6章 転換する時代―1970年?(昭和45年?)
終章 百貨店展覧会の実像

著作者プロフィール

志賀健二郎

( しが・けんじろう )

1950年生まれ。京都大学文学部卒業後、小田急百貨店に入社。長年文化催事に携わる。小田急美術館館長。川崎市市民ミュージアム館長を経て、田中千代ファッションカレッジ校長。

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