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単行本

パン屋の手紙

——往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで

試行錯誤を二人三脚で愉しむ 建築家とクライアントの記録

ある日、東京の建築家・中村好文のもとに北海道のパン職人から設計依頼の手紙が届いた。建築家と一緒に試行錯誤しながら建てた、質素で豊かな暮らしのかたち。

定価

2,420

(10%税込)
ISBN

978-4-480-87863-2

Cコード

0052

整理番号

2013/03/25

判型

A5判

ページ数

160

解説

内容紹介

どうぞ私たちの夢、小さなパン小屋をお願いいたします。―ある日、東京の建築家・中村好文のもとに北海道のパン職人から、設計依頼の手紙が届いた。試行錯誤を二人三脚で愉しむ建築家とクライアントの普請の記録。

目次

はじめまして。北海道真狩村に住む神幸紀と申します…
「パン小屋」の設計、喜んでお引き受けします
私はパン窯にも神が宿るのだと信じずにはいられません
誠実な暮らしを丸ごと受け容れている、簡素極まりない住宅に目を瞠る思いでした
自分たちの住む所くらいは自分たちの手で作ってみたい、という好奇心のほうが強かったように思います
問題はその木造を縁の下で支えている基礎部分です
もう少しパン屋の仕事、一日の流れ、そういったことを話さなければと思っています
懸念していたとおり、納屋の基礎の補強が思いのほか難問題で…
新築のパン小屋でも、気負うことなく、今と変わらぬ気持ちで働けたらと願っています
建物から中村さんの「肉声」を聴いたような気がしています〔ほか〕

著作者プロフィール

中村好文

( なかむら・よしふみ )

1948年、千葉県生まれ。建築家。1972年、武蔵野美術大学建築学科卒業。宍道建築設計事務所勤務後、都立品川職業訓練校木工科で学ぶ。76-80年まで吉村順三設計事務所に勤務。81年自らの設計事務所レミングハウスを設立。87年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。93年「一連の住宅作品」で第18回吉田五十八賞特別賞を受賞。「住宅巡礼」、「意中の住宅」上下(新潮社)、「普段着の住宅」(王国社)、「come on-my house」(ラトルズ)、「中村好文 普通の住宅、普通の別荘」(TOTO出版)などの著書がある。

神幸紀

( じん・とものり )

1975年、北海道真狩村に住むパン職人。「Boulangerie JIN」店主。もともとフレンチの職人であったが、パン作りに取りつかれ、パリの名店で修行。2004年に勤めていたフレンチの店を辞めてパン屋を開く決意を固め、自力でガレージキットを用いて住まいと店を作る。よりよいパン作りの環境を求め、中村好文にパン小屋設計の依頼の手紙を書く。

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