高階 秀爾 タカシナ シュウジ
高階 秀爾(たかしな・しゅうじ):1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954ー59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。国立西洋美術館館長、日本芸術院院長、大原美術館館長を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本芸術院院長。専門はルネサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術、西洋の文学・精神史についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。主著に『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫、芸術選奨)、『名画を見る眼』(岩波新書)、『日本人にとって美しさとは何か』『ヨーロッパ近代芸術論』(以上、筑摩書房)、『近代絵画史』(中公新書)など。エドガー・ウィント『芸術の狂気』、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』など翻訳も数多く手がける。
高階 秀爾 著
混乱した二〇世紀の美術を鳥瞰し、近代以降、現代すなわち同時代の感覚が生み出した芸術が、われわれにとって持つ意味を探る。増補版、図版多数。
ちくま学芸文庫 文庫判 272頁 刊行日 1993/04/07 ISBN 4-480-08055-4JANコード 9784480080554
定価:本体1,000 円+税
在庫 ○
過去の画家たちの作品を独自に変容させ自らの作品とした天才画家ピカソ。その表現を徹底的に解明し、創造の本質に迫る碩学の書。 <br /> 【解説: 大岡信 】
ちくま学芸文庫 文庫判 288頁 刊行日 1995/01/09 ISBN 4-480-08178-XJANコード 9784480081780
定価:本体1,250 円+税
在庫 ×
ケネス・クラーク 著 高階 秀爾 訳 佐々木 英也 訳
古代ギリシャで成立以来、人間的な経験を強く喚起させたがゆえ文明の表象になった裸体像。その流れを包括的に跡づけ、創作の本質に迫る名著。
ちくま学芸文庫 文庫判 704頁 刊行日 2004/06/09 ISBN 978-4-480-08858-1JANコード 9784480088581
定価:本体2,200 円+税
圧倒的な西洋文化に開眼した明治の日本美術。高橋由一から藤島武二まで。日本的感性の挫折と革新を鮮やかに論証する名著。 <br /> 【解説: 酒井忠康 】
ちくま学芸文庫 文庫判 464頁 刊行日 2006/06/07 ISBN 4-480-08989-6JANコード 9784480089892
定価:本体1,400 円+税
伝統芸術から現代芸術へ。19世紀末の芸術運動には既に抽象芸術や幻想世界の探求が萌芽していた。新時代への美の冒険を捉える。 <br /> 【解説: 鶴岡真弓 】
ちくま学芸文庫 文庫判 272頁 刊行日 2008/07/09 ISBN 978-4-480-09158-1JANコード 9784480091581
定価:本体1,200 円+税
大胆なデザイン性、多様な要素を一つ画面に納める構成力、日本独自の美意識を明らかにし、この感性がいかに中国や西洋の文化を受け入れたかを詳らかにする。
単行本 四六判 256頁 刊行日 2015/09/24 ISBN 978-4-480-87384-2JANコード 9784480873842
定価:本体1,900 円+税
近代はそれまでの西欧社会のパラダイムを決定的に覆した。古代への憧憬、自然回帰、産業革命、怪奇趣味……「我々の時代の幕開け」を多面的に考察する芸術論集。
単行本 四六判 512頁 刊行日 2023/09/28 ISBN 978-4-480-87414-6JANコード 9784480874146
定価:本体4,000 円+税
稀代の風刺文学『痴愚神礼讃』を世に送り、宗教改革の狂乱の時代に理性の普遍性と自由な精神を信じ続けた人文主義者エラスムスを描き出す渾身の傑作評伝。
筑摩選書 四六判 224頁 刊行日 2024/01/16 ISBN 978-4-480-01790-1JANコード 9784480017901
定価:本体1,600 円+税
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