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ちくま文庫

戦中派虫けら日記 滅失への青春

——滅失への青春

〈嘘はつくまい。嘘の日記は無意味である〉戦時下、明日の希望もなく、心身ともに飢餓状態にあった若き風太郎の心の叫び。 【解説: 久世光彦 】

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03409-0

Cコード

0195

整理番号

-22-15

1998/06/24

判型

文庫判

ページ数

608

解説

内容紹介

あの時代、青空だけは美しかった。20歳の青年は、軍需工場で働いていた。医学校を志しながら、本を読んでいた。どんな将来のためかまるでわからないまま。

著作者プロフィール

山田風太郎

( やまだ・ふうたろう )

1922年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで数々の“風太郎忍法”を生み出し忍法帖ブームをまきおこす。『警視庁草紙』などの明治を舞台にした小説や、『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』をはじめ死を見つめた著書等多数。1997年第45回菊池寛賞を受賞。 2001年、尊敬する江戸川乱歩と同じ、7月28日没。

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