ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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一切の芸術を捨てた後に、僕に残された仕事は、人生そのものを芸術とすること、だった―旧満州(新京・大連)に育ち、昭和19年、第一高等学校文科丙類に進んだ原口は、ランボーに憧れ、詩の世界を希求し、自己の内面をノートに書き綴った。昭和21年逗子海岸にて入水自殺、享年19歳。短い生を映し出す死の鏡の中に彼は何を見ようとしたのか。「純粋精神」の軌跡を示す「エチュード」の決定版に森有正、橋本一明らの追懐を収録。
詩篇
二十歳のエチュード(訣別の辞に代へて
´Etudes 1
´Etudes 2
´Etudes 3
注釈)
死人覚え書―書簡と遺書
回想の原口統三(原口統三君を悼む(真下信一)
立ち去る者(森有正)
原口君の遺書(中村光夫)
黒い火(都留晃)
原口君への回想(中野徹雄) ほか)
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