米沢嘉博
( よねざわ・よしひろ )1953年生まれ。漫画評論家。明治大学在学中から漫画批評家集団「迷宮」に参加。「迷宮」の同人として1975年からのコミックマーケット開催に加わり、1980年から2006年夏までコミックマーケット準備会代表を務めた。主な著書に『戦後SFマンガ史』『戦後ギャグマンガ史』『藤子不二雄論 FとAの方程式』(日本児童文学学会賞受賞)、編著に『別冊太陽 子どもの昭和史』シリーズ、『別冊太陽 発禁本』(日本出版学会賞受賞)など。2006年10月死去。
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約30年にわたってコミックマーケットの代表をつとめ、2006年10月に急逝した著者の、伝説のデビュー作。戦前からの少女文化の流れの簡単な解説も付し、1980年までの戦後少女マンガの全てを概観する唯一の通史。的確でバランスのいい記述は、著者のマンガ全体に関する幅広い知識と深い理解に裏付けされたものである。本書は、『戦後SFマンガ史』『戦後ギャグマンガ史』と続く“マンガ史三部作”の第一作となる。
第1章 少女マンガ前史
第2章 少女マンガ幼年期の始まり
第3章 密室の構築
第4章 生活の中の少女群像!
第5章 おしゃれとラブの時代
第6章 少女マンガの完成に向けて
第7章 少女マンガ黄金時代
第8章 モブシーンの開幕
第9章 限りなく今
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