吉田秀和
( よしだ・ひでかず )1913年9月23日、日本橋生れ。東京大学仏文科卒。現在、水戸芸術館館長。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。著書多数。
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深い感動とともに心に刻まれた音楽の数々―バッハ「ロ短調ミサ曲」、モーツァルト「クラリネット協奏曲」、ベートーヴェン「第九交響曲」「弦楽四重奏曲」作品131、ブルックナー「第九」、R.シュトラウス「ばらの騎士」、ベルク「ヴァイオリン協奏曲」など、永い間にわたり、心の糧となり魂の慰藉となった、著者の最も愛着のある曲について、その限りない魅力を明晰に語る作品論の決定版。
ベートーヴェン『弦楽四重奏曲嬰ハ短調』作品一三一
ベートーヴェン『ピアノ・ソナタハ短調』作品一一一
モーツァルト『クラリネット協奏曲』K六二二
シューベルト『ハ長調交響曲』D九四四
ストラヴィンスキー『春の祭典』
ブラームス『ヴァイオリン協奏曲』
ドビュッシー『前奏曲集』
ヤナーチェク『利口な女狐の物語』
R・シュトラウス『ばらの騎士』
ブルックナー『第九交響曲』〔ほか〕
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