植村清二
( うえむら・せいじ )1901~1987。大阪市に生まれる。十歳ちがいの兄宗一は作家の直木三十五。東京帝国大学文学部(東洋史)卒業。旧制松山高等学校教授、新潟高等学校教授を経て、1949年、新潟大学教授。退官後、国士舘大学教授となる。主な著書に、『万里の長城』『中国史十話』『神武天皇』『歴史と文芸の間』『楠木正成』『教養としての中国史』『アジアの帝王たち』などがある。
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『三国志』の主人公の一人である諸葛孔明は、三国時代(220~280年)、蜀の宰相として活躍した。彼は、曹操の魏や孫権の呉に比べて劣勢だった蜀の勢力を拡大し、主君の劉備亡き後も、縦横無尽の機略によってよく支えた。そして二千年を経た今日なお、「戦略家」「参謀」の天才として?黷闌pがれている。基礎文献を丁寧に紹介しながら、この稀代の軍師の素顔と事績に迫る。
外戚と宦官
群雄の割拠
曹操と劉備
孔明の出身
草盧の三顧
曹操の南征
赤壁の戦
荊州の占領
益州の征服
漢中の占領〔ほか〕
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