鈴木琢磨
( すずき・たくま )1959年滋賀県大津市生まれ。大阪外国語大学朝鮮語学科卒。毎日新聞夕刊編集部編集委員。「今夜も赤ちょうちん」「酒に唄えば」などの居酒屋探訪コラムが人気を博す。平壌ウオッチを続けながら、1970~80年代の韓国歌謡をひたすら愛する。著書に『テポドンを抱いた金正日』(文春新書)など、佐藤優氏との共著に『情報力』(イースト・プレス)がある。
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路地裏に赤ちょうちんの灯が揺れている。酒のしみたカウンター、ほっとするつまみ、気取らずともちゃんと仕事する主人、温かい常連客とのひととき…。そこには不平も笑いも悲哀も包み込んでくれる至福の時がある。毎日新聞に連載された人気コラム「今夜も赤ちょうちん」「酒に唄えば」から厳選された居酒屋探訪を収録。文庫版でさらに名店を追加。
より道(宮城・気仙沼)めげないにげない
ござい(銀座)リトル気仙沼
魚がし(代々木)「一〇年後」へ上を向いて
大坂屋(門前仲町)モツ煮込みの至福
斎藤酒場(十条)ポテサラの山、崩しながら
萬太郎(歌舞伎町)ソクラテスの鳥皮
富士屋本店(渋谷駅南口)「駄菓子屋」でハムカツ
まるます家(赤羽)荷風気取って、鯉に酔い
権八(西武・中井駅)ぷりぷりホヤ酢にシェー
金田(自由が丘)酒学校で赤心のおから〔ほか〕
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