フランク・ウイン
( ういん,ふらんく )1960年アイルランド生まれ。ジャーナリスト・翻訳家。訳書の『素粒子』(M・ウエルベック著)でIMPAC賞、『アレックス』(P・ルメートル著)でCWA国際ダッガー賞を受賞するなど、受賞歴多数。「サンデー・タイムズ」「インディペンデント」などに寄稿している。
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1,100
円978-4-480-43142-4
0170
-40-1
2014/03/10
文庫判
408
頁秀れた才能を持ち、将来を嘱望された画家は、なぜ贋作作りに手を染めることになったのか。第二次大戦終結直後のオランダで、ナチの元帥ゲーリング所蔵の「フェルメールの絵画」に端を発して明らかとなった一大スキャンダル事件に取材。高名な鑑定家や資産家たちをもまんまと欺いた世紀の贋作事件を通して、美術界の欲望と闇を照らし出し、名画に翻弄される人々の姿を描き出した渾身作。
序説
プロローグ―一九四五年七月七日アムステルダム
贋作者の若き芸術家としての日々
再生を企てる男
思いがけなく英雄に
エピローグ―ロンドン二〇〇四年七月七日
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