筒井康隆
( つつい・やすたか )1934年生まれ。同志社大学文学部卒業。作家。『聖痕』(新潮社)、『繁栄の昭和』(文藝春秋)、ほか著書多数。アンソロジストとしての仕事には、『60年代日本SFベスト集成』(ちくま文庫)をはじめとする〈日本SFベスト集成〉シリーズ、『異形の白昼』(ちくま文庫)、『12のアップルパイ』『実験小説名作選』などがある。
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一九七〇年代は、日本SFの黄金期である。ホラー、コミカル、ナンセンス、アクション等々、小説やマンガのあらゆる楽しみが、SFという可能性の中で結晶し、新しい世界を切り開いていく。―はなやかな話題と、挑戦的姿勢、それが生み出す傑作に満ちていた一九七一年の日本SFを、同時代に居合わせたかのように体験できる歴史的アンソロジー。
農閑期大作戦(半村良)
真昼の断層(眉村卓)
使者(星新一)
保護鳥(小松左京)
多聞寺討伐(光瀬龍)
二重人格(広瀬正)
パストラル(河野典生)
美亜へ贈る真珠(梶尾真治)
ススムちゃん大ショック(永井豪)
ニュルブルクリングに陽は落ちて(高齋正)
ある晴れた日のウィーンは森の中にたたずむ(荒巻義雄)
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