筒井康隆
( つつい・やすたか )1934年生まれ。同志社大学文学部卒業。作家。『聖痕』(新潮社)、『繁栄の昭和』(文藝春秋)、ほか著書多数。アンソロジストとしての仕事には、『60年代日本SFベスト集成』(ちくま文庫)をはじめとする〈日本SFベスト集成〉シリーズ、『異形の白昼』(ちくま文庫)、『12のアップルパイ』『実験小説名作選』などがある。
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黄金期の日本SFを、希代の小説家にしてアンソロジストが同時代に編んだシリーズ第三弾。「日本SFの滲透と拡散が始まった年」(筒井康隆)である1973年の作品を揃える。デビュー間もない諸星大二郎の傑作ホラー「不安の立像」、日本SF黎明期の雰囲気を鮮やかに伝える野田昌宏「コレクター無惨!」の他、編者自身の「熊の木本線」など、名品14編が並ぶ。
キングコング(北杜夫)
交代制(星新一)
ニッポンカサドリ(河野典生)
通りすぎた奴(眉村卓)
霧にむせぶ夜(ますむらひろし)
村人(半村良)
立体映画(大伴昌司)
コレクター無惨!(野田昌宏)
熊の木本線(筒井康隆)
さまよえる騎士団の伝説(矢野徹)
不安の立像(諸星大二郎)
タイム・ジャック(小松左京)
最後の狩猟(田中光二)
時の葦舟(荒巻義雄)
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